パッション2/10
大阪府下でただ一つの分校


ひたむきに、誠実に、子どもに向かう心をいっまでも持ち続けていたい…楽しさを子どもと分かち合える先生でありたい・・・教師生活28年間にわたる思いがあふれる様につづられた『イーハトーボ小学校の春』。1月29日(木)。著者の井出良一先生の授業参観がかなって高槻市立磐手小学校川久保分校へ行きました。
この川久保地区は北摂津連峰の山の中にあり、位置的には高槻市中心部から北へ約10キロの所。
JR高槻駅から車で走ればわずか10分の距離だが、辺りは見渡す眼り豊かな自然。蝮(まむし)が出たり、雉(きじ)や野生の猿までが出没するという。こんな風景にしっくりとなじんだ小さな木造校舎が一棟。生徒5人に先生4人。宮沢賢治の「イーハトーポ」を思わせる様な「学校」が高槻にあったのだ。