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「生きる力を育てる」 |
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乳児期、幼児期は、子どもが育つのにとても大切な時期です。生きる力を身体の底
からつけていく時期なのです。「保育」とは、人間が社会の中で生きていく基礎基盤
をつくることだと考えています。食べる、排泄、着脱、歩く、考える、働く、まわり
の人たちとのコミュニィケーションをとるなどのもとになる所を育てることだと思っ
ています。それには、基本的生活習慣を育てることを中心に、身体活動、精神活動を
育てていかねばなりません。日々の「保育」の中で身体を鍛え、やさしい心、思いや
る心を育てていきたいと思っています。
運動機能能力を高め、丈夫な身体をつくるために、散歩やリズム表現や体育、遊び を大切しています。精神活動や感性を育てるために、歌をたくさん歌い、太鼓をたた き、絵を描くことを大切にしています。 |
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リズム表現 |
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毎朝のかけっこやマラソン。そして、散歩。春、夏、秋、冬と四季が移り変わっていく中を子どもたちは歩きます。四季を感じることが大切なのです。歩く力もついていきます。その年齢に応じて、散歩道は異なりますが、咲く花々や虫、さまざまな小鳥のさえずり、空の雲などの自然が子どもたちを包み込んでくれます。様々な動植物にめぐり逢います。感動し、心開き、感性をはぐくんでいきます。市原野保育園では3歳児で鞍馬山、4歳児で大文字山、5歳児で比叡山に登ります。みんなで助け合い、声を掛け合って登ります。
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たんぽぽつんだよ |
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豊かな自然の中に市原野保育園はあります。山や雑木林に囲まれて、たくさんの生き物が生息しています。猿、鹿、イノシシ、たぬきやたくさんの山鳥たちです。保育園のグラウンドや農園をゆうぜんとたぬきが横切っていきます。
横には小野小町の小町寺があり、義経や天狗で有名な鞍馬山が近くにあります。 市原野保育園には、広いグラウンドと農園があります。農園のまわりには、春にいちめんのたんぽぽが咲き乱れます。リズム表現で「ちょうちょう」を習った子どもたちは、蝶とともに走り回って遊びます。自然の中にとけ込んで遊びます。「わたし、ちょうちょうになりたい」3歳児の子どもが家に帰って親に話します。リズム表現や踊りは、子どもの身体能力を高めるだけではなく、心を豊かにします。感性を育てるのです。 |
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とれるかな? |
生で食べると甘い! |
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市原野保育園では、「食育」に力を入れています。広い農園は、第2グランウンドの後ろに広がっています。農園では、たくさんの野菜を作っています。八百屋さんにならんでいるほとんどの野菜や珍しい野菜を農園で作っています。土作りを経験し、畑をスコップで耕し、種や苗を植え、水をやって育てます。できた野菜を収穫して、給食室へ運びます。時には、包丁をもってタマネギやニンジン、大根を切って給食の手伝いをします。2歳児は、エンドウ豆のサヤから豆を取ったり、タマネギの皮をむいたりします。3歳児はこんにゃくを手で小さくちぎります。その年齢でできることをさせています。
農園では、自然の中でカブトムシが何百匹も育っています。腐葉土を山のように積んでおくと、カブトムシが卵を産みます。また、クヌギの木や、腐葉土などを入れて、産卵場所も作っています。 蚕も飼って育てています。蚕からは、絹糸と着物、日本の生活用品のことを学びま す。 皆既日食があれば、太陽をのぞく遮蔽版を手作りして、太陽が三日月のようになったのを観察します。その感動や楽しさが子どもたちを育て、子どもたちの感性が磨かれていくのだと考えています。 京都や日本の文化も大切にしています。節分、ひな祭り、こいのぼり作り、ちまきや水無月などのお菓子作り、竹を割って流し素麺、秋の七草、クリスマス、そしてお正月、おもちつき、大根煮など、たくさんの行事や文化を大切にしています。 市原野保育園は、子どもたちの全面発達を願っています。心も身体もすくすくと育っていくように保育士はじめ、職員一同、日々、子どもたちと共に育っていけるように力を尽くしております。 園長・井出良一
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