新しい公立学校をめざす「イーハトーボ・スクール」通信
第6期 bP   2003.4  

◇第6期開校にあたって
「イーハトーボ・スクール」が開校して、はや6年目をむかえます。今年も楽しい時間をみんなとつくっていきたいです。毎年、続けて勉強していきたいこともたくさんあります。新しい勉強もたくさんしたいです。
 4月20日の朝日新聞に、土曜日、学校が休みになったことに対するアンケートがのっていました。9割の子どもたちが土日は楽しいと答えています。それに対して、親は、有意義な休みを過ごしていると答えたのは、約50%。「有意義な過ごさせ方がわからない」と悩んでいる親もいます。
 「イーハトーボ・スクール」は親子で参加です。一月に一回の授業では、子どもたちが育つには十分な時間だとはいえません。そこで、お父さんやお母さんたちといっしょに勉強していこうと思います。それが、子育てのヒントになればいいなあとも思っております。
学校は学力をつけるところです。ところが、今の学校は、本来の役目以上のものを押し付けられています。親は、教育は学校に任せるのがいいと考えています。でも、それはまちがいだと思います。子どもの教育は、まず、親の義務であり、責任であり、権利でもあります。子どもの教育は親が自己責任をとらねばなりません。そういう意味でも親と子が学校を選ぶことが大切です。また、勉強への意欲づけも家庭教育で重要です。これからは、より家庭教育が大切になってくると思います。

歌や、詩の朗読には、親のみなさんも参加してください。それも子どもたちに負けないような声を出してみましょう。学校では、先生が、自由で豊かでやわらかくなければ子どもたちも育ちません。それと同じように、家庭でも親が自由で豊かでやわらかいことが子育てに大切になってくると思います。(親の分も歌集などを用意します。)
 もうひとつのお願いは、かたづけのとき、子どもたちにもできるだけやらせてください。つい大人で全部やってしまいますが、かたづけも大切な勉強の一つです。ぜんぶまかせると時間が足りなくなってしまいますが、できるだけいっしょにかたづけさせてください。

 継続で参加の方、弟、妹が小学生になったので参加という方が30名をこえてしまいました。公募の方がもう少し入会されるでしょう。楽しい時間をみんなで創り出して行きましょう。