表 6~16歳の身長・体重の-2SD値 | ||||
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男子 | 女子 | |||
身長(cm) | 体重(kg) | 身長(cm) | 体重(kg) | |
6歳 | 106.76 | 14.88 | 105.84 | 14.50 |
7歳 | 112.12 | 15.86 | 111.24 | 15.96 |
8歳 | 117.28 | 17.02 | 116.30 | 16.98 |
9歳 | 122.24 | 18.02 | 121.12 | 18.26 |
10歳 | 126.58 | 19.60 | 126.56 | 20.20 |
11歳 | 131.04 | 21.42 | 133.44 | 23.48 |
12歳 | 136.52 | 24.54 | 140.00 | 27.70 |
13歳 | 144.44 | 29.38 | 144.02 | 31.90 |
14歳 | 151.72 | 34.40 | 145.90 | 35.08 |
15歳 | 156.38 | 37.84 | 146.52 | 35.98 |
16歳 | 158.16 | 40.84 | 146.96 | 37.16 |
平成27年度文部科学省学校保健統計調査より各年齢の-2SD値を求めた。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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風邪をひいて欠席 | 公立中学校に通っている13歳。風邪を引いたので3日学校を休んだ。今月の登校日は22日だった。 | C | 71-80 | 欠席率は3÷22=13.6%。欠席には病欠も含む。 |
五月雨型不登校1 | 公立小学校に通っている10歳。不登校であるが、来たり来なかったりというのを繰り返している。今月の欠席は5日、登校日は22日だった。 | D | 61-70 | 欠席率は5÷22=22.7%。 |
五月雨型不登校2 | 公立中学校に通っている10歳。不登校であるが、来たり来なかったりというのを繰り返している。今月の欠席は10日、登校日は22日だった。 | E | 51-60 | 欠席率は10÷22=45.5%。欠席率が40%を越えているため「領域1b-学生以外」でも評価して、高いスコアを採用する。 |
要領の良い大学生 | 大学生3年生。毎週3日ほどしか登校していない。しかし、必修単位であるゼミには必ず行き、登校をしなくてもテストを受けるだけで単位が得られる科目をできるだけ履修しているため登校日が少ない。 | A | 91-100 | 大学は単位制であり、進級・卒業に必要な単位のみを測定する。 |
大学生だが他のことに熱中 | 大学生3年生。すでに1年留年している。今年は休学をした。必修単位であるゼミには行っていないが、研究室には毎週1回程度、通っている。休学したのは、2年前からはじめた学習アプリの開発でベンチャー企業を興して、アプリ開発に邁進しているためである。 | - | - | 「領域1b-その他」で評価する。 |
インフルエンザで学級閉鎖 | 公立小学校に通っている8歳。今月はインフルエンザ学級閉鎖で合計4日が休みだった。本人は病気にはかかっていない。学級閉鎖がなければ今月の登校日は22日だった。 | A | 91-100 | 本人の都合以外での休み(学級閉鎖等)はカウントしない。日本では出席停止であり、欠席とは扱わない。しかし病気の種類によらず、本人がインフルエンザで休んだ場合は欠席とする。 |
暴力事件で停学処分 | 公立高校に通っている17歳。同級生を殴ったり、校内で飲酒をしていたがわかり、2週間(10日)の停学処分となった。今月の登校日は22日だった。 | E | 51-60 | 欠席として扱う。10÷22=45.5%なので、欠席率「40~60%」に相当。日本では停学期間は出席停止であり欠席として扱わないが、sSOFASでは自責による欠席と捉える。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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一人暮らしの就労者 | 会社員の男性35歳。独身で一人暮らしである。月曜から金曜まで仕事があり8時間の就労時間に加えて、毎日2時間程度の残業をしている。今週は土曜日も仕事に行っており、8時間働いた。平日の家事は、食事もほとんど外食であり、一人ぐらしのためほとんどしないが30分くらいは片づけや掃除をしている。休日は平日に溜まった洗濯を1時間程度かけて行っている。 | A | 91-100 | 月曜日から金曜日までの5日間、8時間と2時間程度の残業をしているため平日の就労時間は5×(8+2)=50時間。土曜日の出勤8時間を加え58時間となる。家事は、毎日の30分の片づけや掃除7×0.5=3.5時間および休日の洗濯2×1=2時間が加えられ合計63.5時間となる。活動時間は週50時間を超えている。 |
パートをかけ持つ臨床心理士 | 25歳の臨床心理士。独身で一人暮らしである。週5日働いている。月曜と金曜は中学校にスクール・カウンセラーで7時間、火曜と木曜は5時間クリニックで、水曜日は企業のカウンセリングルームで6時間働いている。家事は1日1時間ほどしている。 | C | 71-80 | 月曜日から金曜日までの5日間の労働時間の合計は7+5+6+5+7=30時間である。家事は1×7で7時間である。活動時間は37時間になる。Cの週30~40時間に相当。 |
主婦のパート | 35歳女性である。夫と2人の子どもの4人家族。下の子どもが小学校高学年になったことを機にスーパーでパートタイムを始めた。夫が就労しているため、収入を103万ぎりぎりに抑える働き方をしており、毎月86,000円程度の収入である。就労しているのは月曜から金曜で、時間は6時間、週に30時間となる。平日は家事と子育てに3時間、休日は5時間程度費やしている。 | A | 91-100 | 就労時間は週に30時間で、平日の家事子育てが5×3=15時間、休日の家事子育てが2×5=10時間、合計で55時間となる。Aの週50時間以上に相当。 |
大学受験予備校生 | 18歳男性。国立大学を目指していたが、現役では合格できず、予備校に通いながら浪人生活をしている。予備校は月曜から金曜まで5日あり、週平均3コマ、4.5時間ある。その他自習に3時間かけている。土曜は7時間程度自習をしている。日曜日は休むようにしている。 | B | 81-90 | 学習時間は平日7.5×5=37.5時間、土曜に7時間あるので、合計で44.5時間である。週40~50時間に相当。 |
大学院生 | 24歳女性。国立大学の大学院博士課程前期課程(修士)の2年生である。専攻分野は材料工学であり、実験器具が大学にしかないため、週6回は大学に来ており、実験の結果待ちのため週2日は大学で寝起きしている。週の研究時間は60時間である。家事は週5日で1.5時間行っている。 | A | 91-100 | 研究時間は60時間で、家事が週7.5時間なので、67.5時間。週50時間以上に相当 |
兼業学生 | 17歳女性。夜間定時制高校に通っている。午前中はパートで働いており、週に5日6時間である。高校は50分授業が週5日4限ある。 | B | 81-90 | 労働時間は5×6=30時間、学習時間は5/6×4×5=16.7時間であり、合計46.7時間となる。週40~50時間に相当。 |
通信制高校に通う学生 | 18歳男性。通信制高校に通い、サポート校にも通っている。通信制はスクーリングが月2回、5時間程度である。サポート校には3日4時間程度である。 | E | 51-60 | スクリーングは週あたり2.5時間。サポート校は12時間。合計14.5時間となる。週10~20時間に相当。 |
通信制高校のスクーリングだけ行くう学生 | 17歳女性。通信制高校に通いスクーリングが月3回あり各5時間程度である。今は勉強が手につかず、週10時間程度しかやっていない。 | E | 51-60 | スクリーングは週あたり3.75時間。週の勉強時間10時間を加えて13.5時間で、週5~15時間に相当。 |
フリースクールに通う子ども | 14歳女性。中学校1年で不登校になり、その後全く学校には行かなくなった。半年前からフリースクール通うようになった。フリースクールに通いだしてからは元気よく通い始め、フリースクールに週5日6時間程度通っている。 | C | 71-80 | 5×6=30時間通っている。週30~40時間に相当。 |
大検を目指して家で勉強をしている青年 | 18歳男性。高校1年の時に不登校になり、高校2年で出席日数が足りなくなり、退学した。その後、大検を目指して家で勉強をするようになった。最初はあまり進まなかったが、今は毎日5時間5日程度勉強している。 | D | 61-70 | 5×5=25時間勉強している。週15~30時間に相当。 |
リワーク・プログラム | 正規雇用で1年前にうつ病になり、現在はリワーク・プログラムで復帰している。週に4日間4時間(週16時間の労働)をしている。作業は非常に簡単なものしか任されていない。 | D | 61-70 | 5×5=25時間勉強している。週15~30時間に相当。 |
統合失調のデイケア | 統合失調症のデイケアに通っている。参加しているのは週に4日6時間(週24時間)である。 | E | 51-60 | 週24時間の活動。デイケアは30%で評価するため7.2時間として評価。週5~15時間に相当。 |
就労継続支援A型での就労 | 10年前、統合失調症と診断され、一時は病状が非常に悪かったが、現在は就労継続支援A型で段ボール箱の組み立て作業をして働いている。週に5日6時間働いている。 | D | 61-70 | 週30時間の活動。就労支援事業(A型、B型、移行、職業訓練)は50%で評価するので15時間と評価。週15~30時間に相当。 |
障害者枠で一般企業で働く男性 | 障害者手帳B1級を持つ自閉症の男性。大手アパレルで障害者枠での就労を行っている。週に5日6時間(週30時間)働いている。主に行っているのは、店舗の掃除と商品の袋詰めなどである。 | C | 71-80 | 週30時間の活動。障害者枠での就労は通常就労と同様に評価。週30~40時間に相当。 |
職業訓練プログラム | ひきこもりであったが、1年前に地域若者サポートステーションに来所して、現在は職業訓練プログラムに参加している。製造ライン技術科(電気設計コース) で週に5日6時間訓練を受けている。 | D | 61-70 | 就労訓練で週30時間活動。就労訓練は70%で評価するので、21時間で評価。週15~30時間に相当。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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同僚との交流 | 会社では同期など親しい友人が3人ほどいて会社ではほぼ毎日会い、休憩時間などにいろいろなことを話している。会社は週5日である。 | A | 91-100 | 同期で親しい仲にある者は重要な他者。毎日会って話しているのは「週4回以上」に相当。 |
ラジコンヘリの趣味を持つ人 | 会社では特に親しい人はいない。趣味のラジコンヘリ好きの人が集まる会が週に1回程度であって、そこには友人がたくさんいる。平日は彼らと毎日LINEをしている。 | A | 91-100 | 趣味の友人は重要な他者。毎日会って話している(会話には電話・チャットを含む)は「週4回以上」に相当。 |
ネットゲーム中毒 | 大学生だがほとんど大学には行っていない。毎日10時間以上ネットゲームをしていて、ゲームでは友人がいて、一緒にモンスターを退治しにいっている。ゲームにはチャット機能があり、毎日話している。 | A | 91-100 | 趣味の友人は重要な他者。毎日会って話している(会話には電話・チャットを含む)は「週4回以上」に相当。 |
業務で話すだけ | 会社員で営業をしておりほぼ外回りをしている。顧客とは毎日長時間話をしているが、会社には親しい人はいない。家族とは話すが友人と呼べる人がいない。 | D | 61-70 | 友人がおらず、会話をしているのはその他の他者。その他の他者とは毎日会って話しているため「週4回以上」に相当。 |
親戚との付き合いが中心 | 医師でクリニックを開業していて、忙しいため友人や知人に会う機会は月1回程度である。しかし、甥や弟など親類と毎日曜日に飲み会をしている。彼らとは同居していない。 | B | 81-90 | 会話をしている同居家族ではない親類。週1回飲み会をしているので「週1~4回」に相当。 |
ひきこもりの青年 | ひきこもりで家族以外の他者とは会話をしていない。会話といえばコンビニで物を買ったり、図書館で本を借りる際のものくらいである。会話の内容は店員さんと「540円です。」「電子マネーで落としてください」「かしこまました」といったものである。 | G | 31-40 | 付則に「買い物の時の店員との定型的な受け答えは会話として評価しない」とあるため店員・図書館員との会話とは評価しない。 |
勤め先の社長と親密 | 町工場に勤めていて、社員は社長と社長の奥さんと本人だけである。週6日、残業も入れて10時間ほど働いている。勤続年数も10年を越えて社長夫人とは非常に仲が良い。毎日雑談をしており、一緒に晩ご飯を食べに行くこともよくあり、社長の家に呼ばれることもよくある。まとまった休みには両家族で一緒に旅行に行くこともある。会社以外で家族以外に親しい人は特にいない。 | A | 91-100 | 上司であるが、親密な間柄にあり、重要な他者に該当。「週4日以上」に相当。 |
医療スタッフと話すだけ | 統合失調症で週4日6時間のデイケアに通っている。そこでは、医師、臨床心理士、社会福祉士などのスタッフとよく話している。家族以外で話をしているのはデイケアで話しているスタッフだけである。 | D | 61-70 | 医師、臨床心理士、社会福祉士などはサービス提供者なので重要な他者に含まない。その他の他者との会話が「週4日以上」に相当。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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ボーイフレンドと口論 | 19歳女子大学生。ボーイフレンドと知人女性が隠れてセックスを行っていることがバレて、ボーイフレンドと口論となった。口論は会うたびに続いており、頻度は週1回ほど。別れ話が出ている。口論の中では暴言もたびたびある。 | E | 51-60 | 暴言は重度の不和。週1~4回。 |
いじめ | 14歳女子。クラスではいじめのターゲットが決まっていて、2か月前からターゲットとなる。いやがらせや暴言をクラスの女子の20%くらいの人から毎日受けている。 | F | 41-50 | いじめは重度の不和。加害・被害は同等に評価。頻度は「週4日以上」に相当。 |
バレエの嫌がらせ | 16歳女子。バレエの専攻の高校に属している。他の者より抜きんでているため、嫉妬をかい、トゥシューズに画びょうを入れられることもある。嫌がらせの頻度は月2回程度。犯人はクラスメイトの誰かである。 | B | 81-90 | いやがらせは軽度の不和。頻度は「月1~週1回」に相当。 |
上司から無視をされている | 38歳男性。上司から無視をされている。そのため、業務の重要な事項が伝わっていなかったり仕事にも影響が出ている。出勤日は週5日である。週1回程度無視されていることによって、被害が起きている。 | E | 51-60 | 無視は嫌がらせではあるが、頻回でありいじめと捉えられる。いじめは重度の不和。週4回以上。 |
ストーキング被害 | 24歳女性。顧客としてたまたま数回会った男性に一方的に好意を寄せられ、ストーキングされている。家の最寄り駅で待ち伏せしており、時折、家までついてきて非常に困っている。現在、警察に相談をしている。頻度は週に1回ほどである。 | E | 51-60 | 顧客は知人。ストーキングは重度の不和であり、頻度は「週1~週4回」に相当。 |
酔っ払いに絡まれて | 42歳男性。夜に繁華街を歩いていると酔っ払いに絡まれ、殴られた。頭を殴られたので、そのあと病院にいって検査をした。 | - | - | 知人ではない人からの不和は評価しない |
友人に水筒で殴られて | 17歳女子高生。友人とケンカして、水筒で頭を殴られ、倒れた時に、腕に切り傷ができて病院に行って3針縫った。 | D | 61-70 | 出血・裂傷であるため重度の不和。頻度は「月1~週1回」に相当。 |
軽い打撲 | 17歳女子高生。友人とケンカして、押し倒され、軽い打撲で済んだため病院にはいかなかった。 | B | 81-90 | 医療のケアが必要なものではないため軽度の不和。「月1~週1回」に相当。 |
DMDDの男児 | 10歳男児。ADHDとDMDDの診断がある。物を壊したり、気に入らないことがあると人を叩く。物を使って殴ることはなく素手である。腕力がそれほど強くないため、大人も子供も怪我をしない程度である。頻度は2日に一度くらいである。 | E | 51-60 | 男児の状態は重度の不和である。頻度は「週1~4回」に相当。 |
強姦未遂 | 22歳男性。飲み会で出会った女性に酒を飲ませて、介抱するふりをしてホテルに連れ込んで、セックスをしようとしたが、女性が抵抗して失敗した。 | F | 41-50 | 知人からの他害行為。未遂に済んだため1カウント軽く評価しFとする。 |
強姦 | 飲み会で知り合った男性と1回目のデート。ドライブで海に出かけるというもの。帰りの車中で性行を迫られ、逃れることができなかった。 | G | 31-40 | 知人からの他害行為。 |
パワハラ | 52歳男性。部下をしかりつけることが多く、成績の悪い部下に対して「生きてる価値がない、死んで来い」など暴言を吐く。暴言の頻度は2日に1度くらいである。 | E | 51-60 | 暴言とパワハラは重度の不和。頻度は「週1~4回」に相当。 |
妄想 | 50歳女性。大勢に監視されており、電磁波やWi-Fiで攻撃されていると述べる。隣に住む人に盗み聞きされていると思っており、毎日のように隣の部屋の呼び鈴を1時間以上鳴らし、「これ以上攻撃するようならわかっているな!」といった危害を加えることを連想させるような暴言を吐いている。ほぼ毎日行っているようである。 | F | 41-50 | 妄想は評価しない。評価女性の加害行為のみ。頻回の嫌がらせと暴言は重度の不和。頻度は「週4回以上」。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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一人暮らし | 24歳男性。大学を出て就職をして現在一人暮らしである。実家は遠方にあり、家族と会うのは年に1回あるかないかである。 | B | 81-90 | 一人暮らしはBと評価。 |
シェアハウス | 大学入学を期に家をでて友人と家を借りて暮らしている。いわゆるシェアハウスである。外泊するときもあるが、週に1日あるかないかであり、週5日は一緒に暮らしている。 | B | 81-90 | 友人との同居であるため一人暮らしと評価 |
寮暮らし | 大学が実家から遠いため、大学の寮に入った。部屋は個室だが、キッチンやトイレなどは共同である。寮生は50人程度である。そのうち20人程度は友人で仲が良く毎日会話がある。残りの人とはあまりしゃべらないか仲が良くない。ケンカをすることは稀だが、無視やちょっとした嫌がらせを毎日のように互いにしている。 | B | 81-90 | 寮暮らしだが寮生は同居家族ではないため、一人暮らしとみなす。 |
恋人と同棲 | 結婚を前提に付き合っている人がいる。結婚に向けて3か月前から同棲を始めた。それぞれの借りていた部屋は解約して、2部屋あるマンションを借りている。軽い口論はあるが、仲は非常に良く、毎日会話をしていて結婚式をいつするかという話を最近よくしている。 | A | 91-100 | 結婚はしていないが、恋人であるため、同居家族として扱う。対人関係に対立がない。 |
週末婚 | 結婚したが勤務地が離れているため、週末だけ会っている。子どもはいない。土曜日は夫の家に泊まり、日曜日は翌日の勤務があるので、夕方くらいに別れて、各自の家に帰る。いわゆる週末婚と呼ばれるものである。めだった不和はない。 | E | 91-100 | 同居の定義は1日以上であるため、同居家族と評価。 |
両親の仲が悪い | 父親、母親、子どもの3人家族である。父親と母親は非常に仲が悪く、必要最低限のことしか話をしない。親密性のある会話が両親にはない。両親とも子どもとの関係は良好である。 | B | 61-70 | 両親には軽度の不和が毎日ある。週4回以上に該当。 |
家族のケンカ | 父親、母親、子どもが2人の4人家族である。基本的に仲がいいが、テレビのチャンネル争いやおもちゃのとりあいなど、口論は絶えない。口論といっても、翌日まで響くものではなく、数時間後には仲直りをしている。 | A | 91-100 | 数日で仲直りする口論・ケンカなど一時的な関係性の悪化は評価しない。 |
体罰 | 子どもがなかなかいうことをきかないので、親は頭を叩いていうことをきかしている。頻度は週に1度くらいである。親は体罰は教育の一環だと主張している。 | E | 51-60 | 暴力の正当性は評価しないので、体罰は暴力と評価する。医療的ケアは必要がない暴力なので重度の不和。頻度は週1~4回。 |
不登校で口論 | 両親と中学生の子どもの3人家族である。子どもは半年前から不登校になり、両親はなんとか学校に行かそうとするが、子どもは行きたくないといい、取っ組み合いのけんかになることがたびたびある。口論は3に2日ほど、取っ組み合いのけんかは月に1回程度である。 | D | 61-70 | 口論は家族関係では評価しない。取っ組み合いのけんかは重度の不和。頻度は月1回。 |
性的虐待 | 12歳の小学生。4歳の時に実の父親と母親は離婚し、親権を母親が手に入れ、母親によって育てられている。1年ほど前から母親の彼氏が住んでいるアパートに転がり込んできて、同棲が始まった。半年前から週1回程度の母親の彼氏から性的虐待を受けている。 | G | 31-40 | 性的虐待は他害行為。 |
ネグレクト | 2歳児。母親は子どもに愛情を感じないと言い、育児を放棄。ごはんを満足に与えていない。児童相談所が虐待ではないかとたびたび訪れている。 | G | 31-40 | ネグレクトは虐待で他害行為にあたる。 |
食べ物で言い争い | 16歳女性。高校1年生で父親、母親、2つ上の兄と同居している。拒食症である。食物のことに関して、両親と言い争いを毎日行っている。 | D | 61-70 | 両親との対立関係は継続的であり、週4回以上。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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監視の必要な拒食症 | 18歳女性。摂食障害の制限型(拒食症)である。BMIは14.5。入院をしてBMIを18にすることを目的にして、カロリーを調整した病院食を出されているが、医療スタッフに隠れて、食べ物を捨てていたことがバレて、現在は食べ物を受け取ってから、食べ終わるまでスタッフに監視されている。 | I | 11-20 | BMIは14~16に相当。監督・監視が栄養摂取に際して必要。 |
嘔吐を伴う摂食障害 | 30歳女性。摂食障害で食べ物吐く。BMIは15.3。食べる量は人並みであるが、各食事で3回ほど吐いているため、非常に痩せている。 | H | 21-30 | BMIは14~16に相当。監督・監視なしに栄養摂取が可能。 |
嚥下障害で胃ろう手術をした男性 | 82歳男性。摂食嚥下障害が徐々に体重が減少してきたため、胃ろう手術を行った。筋肉量も減りサルコペニアの状態である。BMIは15.8。 | J | 1-10 | BMIは12~16に相当。「常に自力での栄養の摂取はできず、何らかの医療的措置によって栄養を補充されている」に相当。 |
ケース名 | ケース内容 | 評価 | 点数 | コメント |
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統合失調症で体幹を拘束 | 28歳男性。統合失調症で入院している。入院当初から暴力がひどくスタッフに殴りかかるなど問題を起こしていた。隔離室に入れてみたものの、壁を殴ったり、蹴ったりするので、自分が怪我をする状態であるため、今は体幹の拘束をしている。上肢の拘束はない。 | I | 11-20 | 「両上肢は拘束されていないが、体幹は拘束されている」に相当。 |
自閉症の暴力 | 16歳男性。現在は両親と同居している。小学校の頃から暴力が絶えず、家族を殴るなどの暴力行為が収まらない。薬を飲むことも拒否している。家族は暴力に困っているので、夕食の味噌汁にハロペリドール混ぜているが、それでも暴力性は残っている。壁を殴ったり、自分を殴ったりはしない。 | H | 21-30 | 自傷の可能性はないので、「隔離」で対応ができるケース。隔離はされていないが必要性があると判断できる。 |
100-91: | 広範囲の活動にわたる最高の機能。 |
90-81: | すべての領域で十分に機能し、職業的にも社会的にも役割を果たしている。 |
80-71: | 社会的、職業的、または学校における機能にごくわずかな障害以上のものがない(例:たまに対人関係上の不和、一時的に学業で遅れをとる) |
70-61: | 社会的、職業的、または学校における機能にいくらかの困難があるが、全般的には、機能は良好であって、有意義な対人関係もいくらか存在する。 |
60-51: | 社会的、職業的、または学校における機能に中等度の困難(例:友達がほとんどいない、仲間や同僚との不和) |
50-41: | 社会的、職業的、または学校における機能に重大な欠陥(例:友達がいない、仕事を続けることができない)。 |
40-31: | 仕事や学校、家族関係などのいくつかの面で粗大な欠陥(例:抑うつ的な男が友人を避け、家族を放置、仕事をすることができない。子供がしばしば年下の子供を殴り、家庭では反抗的であり、学校では落第・退学をしそうである)。 |
30-21: | ほとんどすべての面で機能することができない(例:一日中床に就いていて、仕事や家庭や友達がいない)。 |
20-11: | ときには最低限の身辺の清潔維持ができず、独立して機能することができない。 |
10-1: | 最低限の身辺の清潔維持が持続的に不可能。自己または他者を傷つけることなしに機能することができない。または、外部からのかなりの支持(例:看護と監督)なしに機能することができない。 |
0: | 情報不十分 |