No.1-1/2

14人で7メートルのこいのぼりをつくりあげる作業はたいへんだった。
一年生入学したばかりの真由ちゃんも針を持ってがんばった。
ポスターカラーにサラダ油を入れてみた。雨が降ってもだいじょうぶなようにである。
でも、とても塗りにくかった。
さて、どこへあげるか。屋根のアンテナと運動場の電柱に結んだロープでは
ごらんのように高さがたちなかった。さて、みんなで、どうすればよいかを考えた。
            

 

裏山に登ってロープを渡す。しかし、こいのぼりのしっぽは、分教場の横を流れる 水無瀬川の源流につかってしまった。小さい分教場には ちょっと大きすぎたか。
智くんのおじいちゃんが、自分ちから木のこいのぼりの棒を運んできてくれた。
なんとこの長いポールを一人で運び、一人で立てた。びっくりである。
さあ、みんなは喜び勇んでこいのぼりをあげた。