・ロープウェイで川向こうの畑に丸型ブロックや肥料を運ぶ。小さな畑で野菜を作ることから、1,2年生3人の複式学級の授業は始まった。イーハトーボ農場を子どもたちと設立。
・イーハトーボ農場の出店で桑ジャムやストローやハーブを売った。そのお金でチャボが手に入った。でも、分教場には、にわとり小屋がない。子どもたちと小屋を作る。
・床は、糞が下に落ちるように竹を敷く。下に落ちた糞は、引き出し式の箱に入るように設計した。この設計の助言は、真由ちゃんのお母さんである。子どもたちは、カナヅチで釘を打つのも初めてだ。
・金網を切る。これはなかなかむつかしい。
・ドライバーも使って、チョウツガエも取りつける。
・金網を張るって扉を作る。
チャボ小屋を作りながら、時計の勉強もする。(史くん撮影)
・ペンキを塗って完成。
☆少人数だから、こんなにも仕事ができたのだ。チャボを手に入れるために、店を出す。そのために売れる製品を先生と3人で作る。そして、お金をもうけて、チャボを手に入れ、さらに、チャボ小屋を作る。生活科であり、総合学習でもあるのだが、私にとっては、私の授業の一つの方法にすぎない。まあ、言えば井出メソッドというところか。

(『イーハトーボ小学校の春』(一ツ橋書房刊)参照